本の内容の紹介をします。
また、実際にトレードした上での私なりの感想も述べます。
逆張り手法
チャート画面の準備
エンベロープを使った逆張り手法です。
1分足ローソク足
エンベロープを0.1%、0.15%、0.2%、0.25%、0.3%、0.4%と表示
ゾーン①~⑤と5つ出来ます。
エントリ―と利益確定
ゾーン①にローソク足が来て、少しでも逆行してヒゲが見えたらエントリーです。利益確定は2ピップスです。損切も2ピップスです。
ドル円で1ロット(1万ドル)だったら、利益確定で200円、損切も200円です。ロット数は自分で調整してください。
2ピップスはあくまでも目安なので、通貨や相場状況に合わせて調整した方が良いでしょう。
ゾーン①に来たところをエントリーして、利益確定か損切か終わった後に、ゾーン②に来たら、また同様にエントリーします。
ゾーン④⑤で大きく勝つ
ゾーンを奥に進むほど、ロットと利益確定の幅を上げていきます。
ゾーン⑤以上は移動平均線まで戻るのを待ちます。
この手法の真骨頂は、ゾーン④⑤での逆張りで大きく勝つことにあります。
他
以下の一般的な知識の説明もしています。本の後半はこれらの説明です。
- サポートライン
- レジスタンスライン
- トレンドライン
- チャネルライン
- 三角持ち合い
- フィボナッチ
- ヘッド&ショルダー
- 波動
- 値幅観測
- チャートパターン
これらはどこにでも説明があることなので、すでに知っている人は軽く目を通せば良いでしょう。また、知らない人は読んでおくことをお薦めします。
感想
かなり有効だが、トレードチャンスが少ない。
特にゾーン④⑤に到達するのは、なかなかないです。1日に1回あるかないかくらいです。特に私が兼業トレーダーで、トレードできるのが午前9時~12時と午後11時半~深夜2時なので、相場が大きく動く時間帯ではないのが理由でもあります。夕方4時~7時とか、午後9時~11時などならチャンスはけっこう訪れます。
ゾーン①なら、午前でも1回や2回はありますし、夜中でも数回あることはあります。ただ、1日中見張っていて1度もトレードチャンスが来ない日もありました。
2019年11/11~11/28で検証しましたが、全体的にかなり相場がおとなしかったので、なかなかチャンスが来なかっただけかもしれません。
順バリが王道とも思える。
また、せっかく強く動いている相場なので、逆張りで数ピップス抜くよりも、順張りで数十ピップス狙う方が王道のような気もします。順張りでポジションを長く抱えて利益を伸ばしつつ、ぶせな方式も取り入れて勝てれば、「最強」の100点満点トレードになりますが、そうそう上手くはいかないでしょう。
順バリしていた時も、ゾーン④⑤に到達したらいったん利益確定の決済をしてしまいドテンして逆バリするという使い方もあると思いました。そういう応用の仕方も有効かと思います。
一読をお薦めします。
忠実に手法を実行すれば、勝てます。理屈も極めて正論です。細かいテクニックや注意事項など大切なことが本には書いてありますので、興味が出た人はぜひ一読をお薦めします。