100万ドルを達成しました。
1万ドル(114万円)で始めて、100万ドル(1.1億円)になりました。
途中で11回破綻しましたので、実際は12万ドルからの100万ドル達成です。
フォレックステスター(トレード練習用ソフト)での達成です。デモ口座と違って時間の早送りが出来るのでデモ口座よりも達成は簡単だったと言えます。
では、この100万ドル達成によって見えてきたことを振り返ります。
手法
チャートは、5分足、4時間足、日足を表示しました。
通貨はドル円です。
反転したら、ついていく。手法はそれだけです。
エグジットは、その逆です。もう止まったと思ったら利益確定ですし、反対に行ったら損切です。
細かいことはまったく定めずに、進めていきました。
テクニカルも移動平均線だけです。
ルールをあれこれ定めずに、これまでのトレード経験から「上がる」と思ったら買って、「下がる」と思ったら売るというただそれです。
損切は必ずすぐにするというわけではなく、ねばれそうな時はねばったり、ナンピンもしました。
だいたい合っている
その結果、大体のトレードは正しいです。利益確定は早すぎることの方が多く、「もっと伸びたな」ということも多いですが、やっていると着実に口座残高は増えていきます。
破綻するパターン
11回破綻した時は、すべて同じパターンでした。
ねばっていてナンピンしてもさらに逆に行き、損害が大きくなり、そこまで苦労して大きくした口座残高が一気に減った時に、気持ちがキレて損切できなくなります。すでにナンピンする余力もないので、ひたすら時間を進めて大きくなっていく含み損を耐えて続けていると、いつか破綻します。
①気持ちがキレる
②ナンピンしてロットがでかくなっている
③ひたすら見ているだけ
いわゆる「コツコツドカン」のドカンの巨大版です。本当に一撃で破綻するのを繰り返しました。
練習ソフトでこのザマなので、リアルだったらもっと「気持ちがキレる」んでしょう。この破綻グセを何とかしない限り、未来はないでしょう。
対応策としては、「最初から破綻する前提で資金を小出しにしてトレードを始める」のが一つです。この作戦の弱点は、破綻しそうになった時に、資金を入金してしまう可能性があるということです。
大体、トレードで感情ほど邪魔なものはないです。
できたら、感情をなくしたいのですが、これは無理だろうと思っています。
フォレックステスターと本番の違い
①自分のお金ではない
自分のお金でやると感情的になり、判断力が落ちます。
感情によるマイナス
- 欲深くなって適正なロットでトレードできない
- 恐怖が大きくなってエントリーできなくなる。
- プラスだったポジションが反転してマイナスになった時の嫌な感情になるのが嫌で、利益確定が早すぎる傾向になる。
- 自分のイメージと逆に行った時に怒りのようなものがこみ上げて、やってはいけないところでナンピンをする。
- 利益は引っ張れずに利が小さく、含み損は耐えすぎて損が大きくなる。(損小利大の反対)
②時間が早められる
フォレックステスターは時間を早送りできます。
リアルトレードだったら、待ち続けなくてはいけないところを一瞬で進めることができます。リアルトレードでは、この「待つ」のがとても大変なのです。ポジションを持っていると、欲が出たり恐怖心が出たり、とにかく迷います。当初のターゲットに到達していないのに、そこまで待てないのです。到達しなかったらどうしよう? 本当にそこまで行くだろうか? 少しイメージと違う値動きが出ただけでビビってポジションを閉じてしまい、後になって大後悔するということが本当に多発します。
ルールが必要なのは、感情によるマイナスを最小限にするため
裁量トレードの最大の弱点は、上に書いた「感情」です。
感情を減らすための方法で一番簡単なのは、「ロットを減らす」です。なくしても良い金額であれば感情的にはなりません。
次が「ルール作り」でしょうか? しかし、自分で作ったルールを自分で守るのはかなり大変です。自分のルールを、どうやって自分に守らせるか? これはトレーダー皆が直面する課題です。「人は考えた通りに実行できない。感情にひきずられて行動する。」という真理をいかに克服できるか? ここに成功の秘訣があると思います。