短期手法
私は専業トレーダーではありません。仕事から帰るとだいたい9時過ぎなので、22時~1時のニューヨーク市場を主戦場としています。1トレードは、5~30分で決着をつけるのを基本とします。勝率は7割を目指します。
抵抗
私が一番頼りにするのは、抵抗です。つまり水平線です。
赤い線が抵抗線です。前回の高値・安値は意識されやすいのです。
抵抗は反転しやすいところなので、エントリーやエグジットの目安や目標となります。
エントリー
①ここらへんで反転しそうだなと先に目星をつける
目星は、抵抗で考えます。
②値動きを確認する
基本形は上の図のパターン①です。動いてきたローソク足がどこかで止まり、もみあいます。そして移動平均線が水平線になり、ローソク足がもみ合いを抜けだし、反転していきます。
この場合のエントリーは2種類あります。一つは、ある程度もみあって「これは反転する」と思えたら、もみ合いの底(天井)で買い(売り)を入れてしまいます。もう一つは、もみあいを抜けたのを確認してからエントリーします。
パターン②のエントリーは、上の図の通りです。強い下落(上昇)は、必ず2段で動きます。強く下げてきたローソク足が、いったん戻した後に、普通はもう一度下げます。その場合に、どこまで下げるかが争点となります。「一目均衡表」の理論の中に、「値幅観測論」がありますので、詳しくはそちらを参照していただくとして、私の経験則からも戻しと同じ値幅で止まることが多いのです。
上のチャートは、2022年8/4(木)イギリス政策金利の発表直後のチャートです。
強い急落がいったん止まった後に、37pips上昇した後に、もう一度安値を下抜き、さらに25pips下げています。100pips動くような急落の時は、一度強い戻しがあった後に、必ず再度下抜けします。そこを待って、エントリーします。
もちろんパターン②のエントリーでも、上のパターン①のようにもみあってからの反転を待ってもいいです。ただ、私はこの形は自信があるのですぐ入りますし、ある程度まではナンピンも駆使してプラスが出るまで頑張ります。
エグジット
①リカク
上にも書いた通り、直近の高値・安値がターゲットとなります。
また、上向きの5MAの上にローソク足がいる限りは上昇中なのでホールドというルールもあります。下げている時は逆です。
青い線が5MAです。5MAが下向きで、その下にローソク足がいる間はショートをキープです。
ちなみに、トレンドの最後はドーンと大きく伸びることが多いです。そろそろトレンドが終わるかなというあたりで大きく伸びたら、決済しておくことをお薦めします。
②損切
「ここで止まるだろう。これ以上はあっちに行かないだろう」という抵抗の反対側が損切ラインになります。ただ、抵抗を抜けたからと言って、ドカーンと動くわけでもありません。損切したからといってすぐドテンしていいわけではありません。損切の詳しい考察は、また次の機会にしたいと思います。
まとめ
①まずは環境認識
まずは、チャートを開いて、その日の相場の雰囲気を見る。激しく動いているのか? ゆっくり動いているのか? トレンド相場か? もみあい相場か? 経済指標はあるのかないのか? 株の値動きはどうか? 米金利はどうか?